/ 工法案内
NEXCO性能照査基準適合品
埋設型伸縮装置 舗装厚内型
HQシームレスジョイント工法
HQ Seamless Joint Construction Method
舗装厚内で設置可能な埋設型伸縮装置です。国内唯一のジョイント規格であるNEXCO規格を満たしており、横目地・縦目地に適用可能です。
HQシームレスジョイントは、従来品に比べて高い伸縮
追従性を有する特殊弾性合材(HQファルコン)を使用した舗装厚内型の埋設ジョイントです。
従来より伸縮追従性に優れたファルコンを使用し、さらに特殊加工を施したシートがファルコンにかかる応力を分散させることで、高い耐久性が確保できます。
シンプルな構造のため、施工時間が短くなります。現場で配合の必要がなく、ファルコン専用溶融機で温度管理を行うため、施工が容易になります。
前後の舗装とファルコンを一体化できるため、車両通過時の騒音・振動の発生を抑制できます。
表層部や損傷箇所の部分補修が同材料で可能なため、ジョイント全体の交換回数を減らすことができます。LCCの削減に繋がります。
試験項目 | 試験細目(単位) | 試験値 | 判断基準 | 試験方法 |
---|---|---|---|---|
マーシャル安定度試験 | 安定度(kN) | 5.51 | 日常管理試験での 物性値と同等であること |
試験法便覧B001 |
フロー値(1/100cm) | 100以上 | |||
ホイールトラッキング試験 | 動的安定度(回/mm) | 2,250 | 800以上 | 試験法便覧B003 |
ラベリング試験 | すり減り量(cm2) | 0.13 | 1.9未満 | 試験法便覧B002 |
すべり抵抗性試験 | BPN | 80 | 60以上 | 試験法便覧S021-2 |
(NEXCO試験法437-2011)
試験項目 | 試験温度 | 試験回数 | 伸縮量 SJ-T 50 |
伸縮量 SJ-T 40 |
試験結果 |
---|---|---|---|---|---|
連続試験 (耐久性能試験) |
15±5℃ | 6,000回 | ±9.38mm | ±7.50mm | 損傷・変状なし |
引張試験 (伸縮性能試験) |
-10℃以下 | 15回 | -25mm | -20mm | 損傷・変状なし |
圧縮試験 (伸縮性能試験) |
60℃以上 | 15回 | ±25mm | +20mm | 損傷・変状なし |
水張り試験 | 任意 | – | – | – | 24時間漏水なし |
項目 | 適用基準 | |
---|---|---|
SJ-T 50 | SJ-T 40 | |
適用橋種 | RC橋・PC橋・鋼橋 | |
伸縮性 | 50mm以下 | 40mm以下 |
遊間量 | 50mm以下 (最大75mm以下) |
40mm以下 (最大60mm以下) |
斜角 | 全角度(縦目地も対応可能) | |
施工幅 | 500mm | 400mm |
施工厚 | 標準40mm以上 | |
ジョイント接合部 | 既設舗装が老朽化していないこと。 |
(NEXCO試験法437-2011)
伸縮量50,40mmでの止水性能試験(標準15年)の結果、所定の温度条件下での繰り返し伸縮負荷(15年相当分:連続試験6,000回、圧縮試験15回、引張試験15回)後、水張り試験によって漏水が認められなかったため、評価基準に合格しています。
たわみ耐久性試験
試験温度 | 試験回数 | 変位量 | 試験結果 |
---|---|---|---|
15±5℃ | 1,000回 | 50mm※ | 損傷・変状なし |
変位量50mmでのたわみ耐久性試験結果、連続試験1,000回後、水張り試験によって漏水が認められなかったため、拡幅等による縦目地にも適用可能です。
※社内試験であり、適用基準とは異なります。
試験状況
せん断耐久性試験
試験項目 | 試験温度 | 試験回数 | 変位量 | 試験結果 |
---|---|---|---|---|
連続試験 | 15±5℃ | 6,000回 | ±27mm※ | 損傷・変状なし |
せん断 性能試験 |
15回 | ±70mm※ | 損傷・変状なし |
最大変位±70mmおよび連続変位±27mmの試験後に変状が見られなかったため、床版拡幅等による縦目地にも適用可能です。
※社内試験であり、適用基準とは異なります。
試験状況
FCクッカー(300型)
FCミニクッカー(100型)
FCバーナーコテ
1.はつり・清掃
2.メジエイド設置
3.FCコート塗布
4.応力分散シート設置
5.HQファルコン
溶融
6.基層ファルコン
打設
7.基層ファルコン
充填
8.表層ファルコン
打設
9.珪砂散布
10.施工完了
施工動画